
【平日、日曜・祝日】入場券(どきどきリニア館) ※特典付き
大人(大学生以上) 420円
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ミーナ
平成生まれ、シンガポール出身のハーフ。九州大学を卒業後、不動産、出版社を経て、ライターに。
少しでもお金が貯まると、すぐに航空券を買って失踪するほどの旅好き。現在は上京して以来止まらない体重増加に、強い危機感を覚えている。
みなさん、どうもこんにちは!ミーナです!
さて、今日の私はカメラマンのみやもんとともに、こんなところに来ています。
ええ、謎の猿人形に挟まれております。
ってことで見える向きを変えると、こちら!
なんと山梨県の富士山近くにある、河口湖猿回し劇場へと来たのです~!
~~ 話は30分ほど前にさかのぼります…… ~~
「猿回しって初めてなんだよね!要するに、猿がくるくる回るという認識でOKなのかな?」
「猿が回るだけとか意味わかんなすぎでしょ、でも見たことないならきっと楽しいと思うよ!」
実は猿回しが初体験のワタクシ。海外で生まれ育ったせいか、見たことがありません!
もしかして猿回しって日本独自の伝統芸能なの…?という疑問は後ほど解決するとして、とりあえずPassMe!でお得に入場!
今回案内してくれるのは、こちらの河口湖猿まわし劇場の園長さんである村崎さん。笑顔が素敵すぎる!
「今日はよろしくお願いします!」
「よろしくお願いします!ミーナさん、今日は空いててラッキーですよ。昨日は台風が来ててすごく混んでたんです」
「え?台風がある日のほうが混むんですか?意外かも」
「室内の劇場だから、天候に左右されないんです。むしろ天気が悪い日のほうが、室内でゆっくりできるここのほうがいいという人でお客さんが増えるんですよ。もちろん天気が良い日にもオススメですけどね!」
天候に左右されないのは、おでかけするときには確かに嬉しいポイント。ちなみに650名を収容するこちらの劇場は、満席になることもあるんだそう。いかにお猿さんたちが人気かがよくわかります!
「周りを見渡してみると…なんだか外国人のお客さんも多いですね。私、ハーフなんですけど猿回しを見るのは実は初めてです!外国人はこれ、驚くんじゃないでしょうか」
「ええ、アジアを中心に外国人のお客さんも多いですよ。難しくなく、見てわかる芸ですしね!そしておっしゃる通り、たとえば韓国なんかでは猿回しというものはありません。その理由は、猿回しにつかうお猿さんは「野生の猿」じゃないといけないからなんです。つまり、野生の猿が生息していない地域では、猿回しの文化はないんですよ」
「マジか!」&
「知らなかった!」
「日本には、野生のニホンザルがいますからね!なぜかというと人間に最初から飼われている猿は、野性的な部分がないんですよ。それだと調教するのは、非常に難しい。野性っぽさがある猿の、野性だからこそ身についた能力を引き出してあげること。そしてそれを芸にしてあげること。これこそが猿回しなんです」
「へぇ~、もともとある猿の野性的な能力は人間に育てられると消えちゃうということか。野性っぽいところを見つけては引き出してあげて、うまく芸に変えているということなのね」
「人間に最初から育てられたほうがいろんな芸が出来ると思ってたよ、意外だね!」
思わず勉強になった2人。ちなみにインドや中国には野性の猿がいるので、似たような芸はあるんだそうです。
「ま、お勉強はこの辺にしといて…とりあえず、目玉の猿回しのショーを見てみてくださいよ!自信ありますよ!」
「はい、ありがとうございます!楽しみだ~~!」
……ってなことがあり、先ほどの最初の写真のところにまで戻ったのでした。こちらで1時間ごとに開催されるという猿回しは、おおよそ40分の公演。
さっそく可愛いお猿さんが登場!
「ぎゃーーー!かわいい!小さい!」
「あのお猿さんはまだ3歳なんですよ」
「ほうほう、それは食べちゃいたいですね!」
「(なんちゅうことを言うんだコイツ)」
大きなお兄さん猿も登場し、それぞれの技を見せてくれます。
「はーい、お猿さんが魚を売りに回りますよ~」
テクテク…
テクテク…
ステージをお魚を引いて動き回るお猿さん。
「か、かわいい。かわいすぎる。そして頭がいい。お猿さんってすごい!」
「チッチッチ、ミーナさん、こんなことで驚いちゃいけませんよ!あ、ほら、球乗りしながら登って行きますよ~!」
コロコロ…
コロコロ…
登ったー!
「頭がいいだけじゃなく、人間ではありえない身体バランス。こ、これは、私にない全てを持っているわ…。もしかしてお猿さんって私よりかなり優秀なのでは?就活で絶対に困らないと思う!」
「オイオイ、お猿さんに就活なんかないだろ」
「あはは。でも、ここに立てるようなお猿さんは本当に優秀なエリートなんですよ。お猿さんの候補はいっぱいいるんですけどね、ここに立てるようになるようなお猿さんは本当に一握りなんです」
「ほら、やっぱりエリートじゃん。このステージに立つという職業にたどり着けるなんてすごいな。いいな~、私が猿に生まれてたとしてもこのステージは無理だろうな~。就活に失敗してたんだろうな~」
「(こいつ就活したときに、なんかあったんだろうか…)」
ちなみに、こ~んなセクシーポーズもお手のもの。
キリッ
「ちょっと、色気まであるよ?ねえ、アイツら私にないもの、全部持ってる!悔しい!」
「(コイツ、猿にマジで張り合ってるぞ…!)」
その他にも、衝撃的な大きなジャンプを見せたり、漫才のような動きをしていくお猿さんたち。とにかく目が離せません!
「芸もすごいけど、相方の人間とのコントのような掛け合いが面白すぎる!猿回しって、驚いたり笑ったり、コミュニケーションも含めてとにかく楽しいエンターテイメントショーなんですね~」
「そうなんです!コンビですからね、信頼関係が大事なんですよ。コンビはやっぱり仲良しじゃなくちゃ!」
「なんかさ、私とみやもんのコンビも見習わなくちゃいけない気がする。同じく、仕事での相方だもんね。もうあまり、みやもんにブーブー文句言わないようにしようっと…私の買ったジュース勝手に飲んでても、イライラせずに心広くいこうっと…」
「(ミーナがお猿さんから学びを得ている…!ってかジュース飲んだのバレてる…!)」