
割引入館券
大人(高校生以上) 1000円 → 800円
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推奨環境:iOS 6.0以上、Android 4.0.3以上
2018年06月04日(月)更新
ウエチン
肉とマンガと広島カープと旅行をこよなく愛するアラフォーライター(独身)。
多忙で有名なテレビ番組制作業を17年もやっているのに、寸暇を惜しんで旅に出過ぎた結果、「無職なの?」と言われること多数。旅先では最低でも1日5食は食べるため肥満ぎみ。
今年…暑くないですか!?
桜の開花も早かったけど5月の20日過ぎにはアジサイなんかも咲いちゃって、それどころかもう気温も30度とか超えてきちゃってもはや暑い!暑いからとにかくアイスを食べたいし、そんな訳で例年より早いペースで太っちゃいますよね!?
つまり、私が太るのは、全部地球温暖化のせいじゃないでしょうか?
「いや違うだろ!」
「えー、そうかなあ、暑いから体力維持しなきゃってたくさん食べる訳だし」
「寒い時にも寒いから体内から温めてないと無理って言いながら食べてたじゃん!」
「うっ…いや、でも、今年はとにかく暑くなるのが早い!もう溶けちゃうよ!ほら、いろいろ溶けて……って……」
&
「ええええ!?」
&
「ととと、溶けてるぅぅ!!」
「これじゃあ暑いのにドリンクが買えない~!!」
「残念ながら、今年は暑くなるのが早いせいで、自販機まで溶けてしまったのです」
「ぐぬぅ…猛暑め……!」
「いやいや!!」
「ふふふ、実はこれは、トリックアート作品なんです」
「トリックアート!?」
「ようこそ、那須とりっくあーとぴあへ!」
そう!本日最初にやってきましたは、東京から車でおよそ2時間、那須にある那須とりっくあーとぴあ!!
人間の錯覚を利用して、「立体に見える絵画」や「角度によってまったく違った印象になる作品」などなど、ちょっと不思議で楽しめる『体験型アート』が150点以上ある、日本最大級のトリックアート美術館なのです!!
本日ご案内いただきますのは、トリックアートを知り尽くした影山さんです!
「トリックアートって、こういう立体的なものもあったんですね!」
「これは、『自動販売機とけちゃった』という作品なんです」
「まんまですね!」
「那須とりっくあーとぴあの20周年を記念して今年設置されたもので、もしも当たり前の現実が急に動き出したら…?という違和感やサプライズを感じてもらいたくて作りました」
「まんまとやられました!車から何となく外を見てたら急にこれですから、違和感すごいです!」
「ありがとうございます。制作スタッフも喜びます!」
「え、制作部?ってことは、これ、とりっくあーとぴあさんの手作りなんですか!?」
「はい。当館のトリックアートは、すべてスタッフによる手描き・手作りなんです」
「えええすごい!」
「そんな手描きのトリックアートの数々、早速ご案内しますね!」
&
「お願いします!!」
さっそくPassMe!で入場です!
今日は、創立20周年超えの老舗レジャースポット2つの入場券がセットになった、こちらのチケットを利用!!なんと、1人あたり800円もお得に遊べちゃうんです!!
「最初に、『トリックアートの館』をご案内します。ここは、ペンションをトリックアート空間に改装した施設です。遊園地や動物園がテーマになっていて、ゲーム感覚で楽しめるんですよ!」
「おおお!中庭の壁に楽しそうなモチーフがいっぱい!」
「ここで、トリックアートの楽しみ方を練習してみましょう。カメラマンの方!」
「はい!」
「室内での撮影のポイントをお教えしますね!」
影山さん直伝(?)トリックアートの撮影の仕方のポイントは以下の3つ!
1.フラッシュを上手に使おう!
トリックアートの多くは室内に設置されているため、薄暗い室内でもパキっと撮るためにフラッシュモードで撮影しましょう!
2.斜めから撮影しよう!
とりっくあーとぴあのトリックアート作品のほとんどが壁画専用のアクリル絵の具で手描きされたもの。フラッシュに反射しやすいので、真正面ではなく、斜めの位置から撮影しよう!
3.モデルさんを褒め称えて調子に乗らせよう!
トリックアートにはリアルな演技は不可欠!モデルさんに「いーよいーよ」と声をかけて褒め称え、どんどん吹っ切れたポーズを取りやすい空気を作りましょう!
「……3、は、今回に関してはいらない気がします……」
「いや、やってよ!褒めて!!」
「そうですよ、大胆なポーズが恥ずかしい、と思わないでポーズを取ることが楽しむためには必須事項なので、ぜひ褒めてあげてください。そしてモデルの方!」
「モデル!?いい響き…!!」
「上手な撮られ方もお教えしますね!」
「ぜひお願いします!!」
「絵に描かれたでっぱり、棒、ヒモなどを見逃さずに活用しましょう。足だけで階段を伸ぼる感じにするよりも、手すりを利用するとーー」
「ほんとだ!リアル!さすがです師匠!」
「(し、師匠…?)えーっと、ちょっとやってみますか?」
「でっぱり…でっぱり……これだ!師匠、どうでしょうか!?」
「おおお、ばっちりです!」
「ほら、『3』は今回いらないでしょ…?」
「いや、褒めて!アラフォーにもなるとめったに褒められないんだから、どんどん褒めて!」
「アラフォーの女性がトリックアートの撮られ方を褒められるので満足するならば…」
という感じでトリックアートの楽しみ方の基本を教えてもらったところで、早速【トリックアートの館】の中を見てみましょう!!
「まず最初は、那須に伝わる『九尾の狐伝説』をモチーフにしたトリックアートが並ぶ『九尾の狐ゾーン』です」
「ぎゃーーーー!捕まる~!!!!」
「いいよ~いいよ~」
「褒めが棒読み!」
「次は水族館ゾーンです。気をつけて!いろんな海の生物が襲って来ますよ!?あ!危ない!!」
「ギャー!!!」
「いいよ~いいよ~」
「褒める気ゼロかよ!!ところで師匠、こういうちょっとでもずれたら飛んでるように見えないような写真の時に、目線の先に『こう見えてますよ』という鏡があるのは優しいですね!失敗しないで撮れます」
「こうしたらもっと楽しんでいただけそうだ、というアイデアを、すぐに制作部が作ってくれるんです」
「トリックに対するサービス精神が厚い!」
「こちらは、昨年末に新しく設置されたトリックアートです。動画の撮影に最適なトリックアートなんですよ?」
「すごい!撮影場所によって、口が動いてるみたいに撮れる!」
「インスタのストーリーズに動画上げたら超おもしろがられそう!」
「確かにここ数年で、SNSのために1つ1つじっくり撮影されるお客さまが増えました!」
「アップしたくなる気持ち、超分かりみ溢れます!」
「どんどんアップしてくださいね!」
「いやー、『トリックアートの館』、撮れ高が高すぎます!!」
「ペンション時代に客室だった部屋全体にトリックアートを施しているので、いろんな雰囲気を楽しんでもらえます!」
「本当だ!立体的なトリックアートまである…!」
「目の錯覚を利用した絵画やパズルの展示もありますので、その手で触って頼んでくださいね!」
「それにしても、本当に全部手描きなんですね!一個一個のアートに筆の跡があって感動です!」
「この『トリックアートの館』には、アトリエもあるんで制作途中の作品を見てもらえるんです」
「わ~!本当だ!描きかけの作品がある!」
「早いものは1週間、大きな作品は1ヶ月くらいで完成しますので、来月にはもしかしたら展示されているかもしれませんよ!」
「また来たいです!!」
「ところで、PassMe!のチケットでは、この『トリックアートの館』を見て頂けるんですが、他にも実は、『トリックアート迷宮?館』『ミケランジェロ館』がありまして…」
「師匠、行かせてください!だって絶対おもしろいもん!!」
「では、ご案内しますね!」
&
「わーい!!」
早速ご案内頂いたのはこちら。トリックアート迷宮?館です!!
「こちらは、体験型のトリックアート施設なんです。まるでトリックアートの世界に飛び込んで探検するような作りになっているんですよ!」
「体験型!今までもすごく体験した気分なのに、それ以上って想像できない…!」
早速、トリックアートの世界に飛び込みます!
「ここでイチオシなのは、このアドベンチャーゾーンです」
「ぐああ!だ、だんだん、立体建造物なのか、トリックアートなのか、全然分からなくなってきました…!」
「中にいくつかトリックアートがありますが、それだけじゃないんです。実は先へ進むための扉がアートの中に隠されているんです」
「見つけないと、次に進めないんですか!?そんなトリックアートがこの空間のどこかに隠されているなんて…!」
やっと見つけた扉を開けて次の部屋に行くと、次も行き止まりの空間!!
「いやでも、ほら、こっちは簡単にドア見つけましたよ!!って……」
「トラップか~い!」
「もう、トリックなのか、トラップなのか、トリップなのか分からなくなってきた…」
「いやいや、実際トリックで、かつトラップで、その上トリップなんだよ!」
この迷宮?館は、ひとつひとつのトリックアートのサイズが先ほどのトリックアートの館よりもかなり大きいのも凄いところ!とんでもないスケールの写真が沢山撮れちゃいます。
さらに、目の錯覚を利用したコーナーも本当に不思議!!
「師匠、トリックアートって楽しみ方が無限すぎませんか!?」
「そうなんです!ポーズに正解は無いので、インスピレーションの翼を無限に広げて楽しんで頂きたいです!」
「次に、あちらの『ミケランジェロ館』にご案内しますね!』
「しかし、本当にすごいですね、建物の外壁にもあちこちにトリックアートが描かれてる!」
「そうなんです。建物の回りの蔦など、本物なのか描かれたものなのか、私でも分からなくなることもあるんです」
「あ!ぬこ!!!って……あ…あれ……?もしや………」
「アートです……!制作部が、ちょっとしたイタズラ心を急に発揮するんです」
「凄い!本物にしか見えないですねえ」
「こんなちょっとしたお楽しみも館内に隠されていますので、いろいろ探してみてくださいね!」
「本当に制作部の人の技術が高すぎる…!」
なーんて感動していましたが、次のミケランジェロ館には、とんでもない芸術が待っていたのです…!!
「このミケランジェロ館のテーマは、『美術館で遊ぶ』。世界の名画や彫刻のトリックアートを、触れながら楽しむことができるんです」
「おおお、どっかで見たことある絵ばかり!」
「いろんな名画に少しだけトリックアートの手法を加えることで、名画と自分が一体化して楽しむことができるんです」
「平面のトリックアートだけじゃなくて面白い!」
「あ、これも凄い有名、ダビデ像!!たまにはコータさんも撮ろうよ!」
「え…じゃ、じゃあ……」
「もっと!もっとこう、感情出していこう!」
「え……」
「うっかり巨人の肩の上に乗ってしまって、目前に迫った死に取り乱す『進撃の巨人』の調査兵団の名も無きキャラのように!!」
「………」
「なに?恋?ダビデ像に恋してるの?」
「ま、まあまあ、お次のコーナーにご案内しますね!」
「うわー!凄い豪華なところに来た!!」
「ここは、バチカンにあるシスティーナ礼拝堂の一部を原寸大で再現したコーナーです」
「システィーナ礼拝堂を!?それでここの名前が『ミケランジェロ館』なんですね!バチカン行ったけどここは撮影禁止でした」
「ここではもちろん、撮影し放題ですよ!実は、ミケランジェロはだまし絵の技術を使ってシスティーナ礼拝堂を描いたんです」
「ええ!?」
「ミケランジェロは、システィーナ礼拝堂の天井画と『最後の審判』を、遠近法などのだまし絵テクニックを使って、実際の空間をより壮大に見せるように描いているんです」
「トリックアートの原点はルネサンスにあったんだ…!」
実際のミケランジェロの代表的なトリックは、このコーナーで分かり安く解説されています。ぜひルネサンスの匠の技をご堪能ください~!
「さあ、ミケランジェロのテクニックを見た後は、いよいよシスティーナ礼拝堂全体をお楽しみください」
「え…?全体…!?いやいや、まさか。あの世界遺産のシスティーナ礼拝堂ですよ?って……………………マジで!?」
こちらが那須に出現したシスティーナ礼拝堂!実際の礼拝堂の5分の3スケールですが、トリックアートを駆使しているため本物と同じくらいの大きさに感じられます。
「こちらは全て5色のペンキで描かれているんです。以前は作品を描くのに ペンキを使用していて、こちらはその時の作品です」
「えええ!?この細かくて鮮やかな空間が、たった5色のペンキで!?ミケランジェロも天国で驚いてそう…!」
「床も、大理石のモザイクのように見えますが、同じくペンキで描かれています」
「えー!この床、触ってもなお、モザイクだと思っちゃうほどです!」
「どれくらいの年月で完成したんですか?」
「主に7人のスタッフで、3年8ヶ月かけて完成させました」
「凄い…!こんな素晴らしい作品がそんな短期間でできるの!?という気もするし、気が遠くなるような月日にも感じる…!!」
「雰囲気たっぷりなので、こんな楽しみ方もオススメです!」
「わー!凄い!!ドレスいっぱい!!」
「せっかくトリックアートでシスティーナ礼拝堂を再現したんですから、衣装もポーズも徹底して世界観に入り込み、いろんな楽しみ方をしてほしいんです」
「こうですか!?」
「いいよ~いいよ~」
「思い出したように褒めないで!」
「このシスティーナ礼拝堂ですが、もう一つ楽しみ方があるんです」
「こんなに楽しいのに、さらに!?」
スマートフォンに「トリックアール」という専用アプリをダウンロード。このアプリのカメラを通してこのシスティーナ礼拝堂を見てみると…?
「ええええ!!なんか出てきた!!」
「ARの技術を使って、描かれたトリックアートに動画を合成することができるんです」
「凄い!しかも2パターンもある!」
(※動画には私が勝手に音楽をつけたもので、礼拝堂では別の効果音をお楽しみ頂けます!)
「これは未来感あるなあ~!」
「ここだけでなく、あのモナリザのトリックアートなどもおもしろく変化しますので、ぜひお楽しみくださいね!」
このモナリザが、なかなか凄いキャラクターなんです。どんな風に変化するのかは、ぜひ直接スマホで遊んでみてくださいね!
「それにしても、やっぱりいちばん凄いのって、実際にトリックアートを描いている職人さんですね!壁画専用のアクリル絵の具で描いているってちょっと想像できません…」
「せっかくなので、制作部の人間に会ってみますか?」
「いいんですか!?ぜひお願いします!」
最後に連れて行って頂いたのは、先ほどよりも大きなアトリエ。こちらでも、制作途中のトリックアートを見ることができるのです。
「ようこそいらっしゃいました!制作を手がけている赤塚と申します。そしてこちらが今描いている恐竜です!」
「おおお!凄い迫力!!これは、だいたいどれくらいかけて描き上げるものなんですか!?」
「だいたい1ヶ月ちょっとくらいです」
「はやい…!そして、本当に壁画用の塗料で描いているんですね…!!」
「すべてのアートは壁画用の塗料で描いているんです。それぞれちょっとずつニュアンスを変えています」
「おお〜!!あと、このアトリエで完成させて、それを館内に移動させることができるんですか?こんなに大きいのに…」
「実は、パーツに分けて持ち運びができるんです。当館の中だけでなく、全国各地のトリックアートのイベントに持っていき、設置できるようにしているんです」
「えー!壁画用の塗料で描いたデリケートなものを運搬できるなんて工夫が凄い!そして、何よりすごい技術をお持ちですが、もともとトリックアートを専門に勉強してきたんですか?」
「美大で絵画をしっかり学んだ上で、入社後にトリックアートの描き方を勉強しました。」
「全てが平面なイラストだけじゃなくて、一部が立体的になっていたりと、いろんな発想が必要だと思うんですが、さては赤塚さんは天才ですか!?」
「え、いや、ただ、実際に『こんな感じで楽しんでもらえたらなあ』と思って描いているだけです。そして、お客さまが全く考えたこともないようなポーズで楽しまれているのを見ると、次の作品へのインスピレーションの幅が広がったりします!」
「凄い!『Win-Win』って言葉が石原さとみの声で脳内再生されました!」
「2年くらいネタが古いよ!」
「実際に作品に触れるなど、作品との距離が近いのがトリックアートの魅力の一つです。 作品のケアもしっかりしますので、『絵を傷つけちゃうかも・・・』と遠慮することなく、 大胆にポーズをとってトリックアートを楽しんで欲しいです!」
「どんどん触って写真撮ります!ありがとうございます!!」
というわけで、那須の1つ目のスポットはアートを全身で楽しむことができる凄い施設だったのでした!
「やばい!まだ一ヶ所目なのに、写真撮りすぎてスマホのデータがパンパンになっちゃったよ…!」
「あ、ウエチン、1000円落としてるよ」
「あぶねっって…これもアートやないかーい!!」
那須の魅力はまだまだ尽きない!動物まで0メートルの癒やされスポットでみんなメロメロ!?