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第42回 日本スリーデーマーチのトピックス

おでかけレポート

PassMe!独占インタビュー

日本スリーデーマーチと歩む。

今回は、今年2016年11月4日〜6日に39回を迎える日本最大のウォーキングイベント「日本スリーデーマーチ」を支える、実行委員会事務局の奥野清歩さんに独占インタビュー。
まもなく今年も本番を迎える日本スリーデーマーチ。現地では着々と準備が進められている。今回はそんなスリーデーマーチの魅力や歴史、ここだけの裏話など伺った。

 

 

日本スリーデーマーチの始まり

東松山市で開催される日本スリーデーマーチは今年で39回目を迎えるが、この歴史はもともとオランダから始まっている。
オランダではフォーデーズマーチという4日間開催されるウォーキングのイベントがあり、驚くことに今年で100回目を迎えた歴史ある祭典。当初は軍隊の訓練として始められたそうだが、今では50ヵ国以上の国から参加する国際大会に発展した。

奥野さんの先輩方はもともと300人規模で、少し長い距離を旅のように歩く大会を行っていたそう。そしてそのオランダのフォーデーズマーチがちょうど60回目のときにNHKのニュースで取り上げられた。それをテレビで見て、『自由に同じ拠点で4日間歩く』というオランダのやり方に感銘を受けたそうだ。日本でもこれを取り入れたいと思い、オランダに視察に行ったことがきっかけで、日本スリーデーマーチの歴史が始まった。

 

 

日本スリーデーマーチがもたらした影響

今では、7万6千人もの人数が参加するほど、大きくなった日本スリーデーマーチ。ここまで成長させるには、苦労もあったのだろう。

「そうですね。始めた当時は今みたいに世の中が健康志向や健康ブームでもなかったので、歩いてお金なんか取れるのか?という時代でしたから、参加者は少なかったですね。」

幸先は決して良いとは言えなかったスリーデーマーチだが、その成長ぶりは回を重ねるたびに手に取るようにわかったという。

「東松山での1回目も市民は〝傍観者〟って感じでしたけど、4回目、5回目と続けてきて、健康づくりということでは、歩くことは得策だろうということもあり、だんだんと市民参加も増えていったんです。お祭りとして、市民がひとつになれるような大会としてスリーデーマーチが存在できるのではないか?という考えもあり、東松山市が街をあげて取り組んでくれたんです。」

最初は、東松山市がひとつになるイベントという目標を掲げ、とにかくみんなが関わるようにと、さまざまな役割を市の職員や市民団体に作ったそう。それが功を奏し、だんだん街中にスリーデーマーチが根付いていったという。

「6回目くらいからだったと思いますが、当時の教育委員会の教育長が、学校の授業の一環として、秋の遠足をスリーデーマーチに参加するということを決めたんです。スリーデーマーチに参加することによって教科書には載っていない、全国・世界からの参加者の生の声を聞くこともできるし、さまざまな年齢層の人や外国人と触れ合うことができ、いろいろ得るものがあるのではないかと考えたそうです。それからも教育長は何代も変わっていますが、今でも学校行事としてそれは続いています。継続は力なりと言いますが、当初はやっと歩いていた子どもたちが今では40歳くらいになり、今度は自分の子どもと一緒に参加してくれています。これからはそういった繋がりもできていくんだなと楽しみにしています。」

 

『ゆっくりウォーク』との出会い

長年続けてきたからこそ、新たなスリーデーマーチの姿が見てきた。市民や街がスリーデーマーチを受け入れていった中、一番大きくなったきっかけがあるという。

「実は、障害者もこのスリーデーマーチに参加したいと20年くらい前から要望はあったものの、なかなか実現できずにいました。その要望に応えようと、障害者をサポートする仕組みを作りました。これが『ゆっくりウォーク』です。このゆっくりウォークは障害者だけでなく、ゆっくりだったら歩きたいというお年寄りやベビーカーの親子にも需要がありました。
コースも転ばないように段差を整備したり、階段のないコースを探したり・・・。しかし、できる限り特別感を出したくなかったので、通常のコースと同じような場所を取れるように最大限の配慮も欠かさずにしましたね。」

スリーデーマーチが成長してきた決め手は『ゆっくりウォーク』と言っても過言ではないと語る奥野さん。参加者としてまたお世話をする裏方でも関わることで、みんながこのスリーデーマーチに注目してくれればいいと願うそう。常に誰かを労わることによって、何らかの被害にあったときも上手に連携を取っていけるのではないかと考えるそうだ。

 

歩く楽しさを伝えたいと想い始めたウォーキング講座

第8回目から裏方に回ることになった奥野さんだが、15年くらい前からもっと長距離を歩きたい人のために講座を開いているそうだ。そこでは体に負荷をかけない歩き方やマメの治療など、自分が参加者時代に周りのウォーカーに教えてもらったことをお返ししようと活動をしている。

「この講座を始めたのは、もっともっと歩くことの楽しさをいろんな方々に知ってもらいたいというものでありますが、自分自身のストレス発散でもあるんです(笑)。
もともと歩くことが好きでスリーデーマーチを手伝うことになりましたが、本番は裏方に回ってしまって、歩きたいのに歩けないんですよ。それがストレスになるので、コースの確認の意味も込めて、自分の体を使って良し悪しを判断しています。やはり机上で考えていても実際のコースを歩いてみないとわからないことはたくさんあるんですよ。」

 

 

今後の展望

常に自分の体を使ってスリーデーマーチに向き合っている奥野さん。これからの展望を伺ってみた。

「多くの方が参加してくれるまでに成長したスリーデーマーチですが、もっともっと多くの方に知ってもらいたいです。オランダに負けないくらい街全体がもっとスリーデーマーチに理解を示してもらいたいなと思います。大会がもっと成熟していけば、さらに良いイベントになると感じています。いつまでできるかわからないけど、体力が続く限りこの仕事を続けていきたいなと思います。」

終始穏やかな表情でインタビューに答えてくださった奥野さんだが、その中に秘める想いは人一倍熱いものを持っていると感じた。より多くの人に歩く喜びを伝えることが自分の使命と感じているようだった。常に新しいことを取り入れてカタチを変えていくスリーデーマーチ。オランダのように国をあげた一大イベントになる日も、遠くないかもしれない。
来年40回を迎える前に、まだ参加したことのない方は、ぜひ参加してみては?
一度参加するとクセになる人も多いのだとか・・・(笑)。

 

 

第39回 日本スリーデーマーチ

・1日目 11月4日(金曜日)和紙の里・武蔵嵐山ルート
・2日目 11月5日(土曜日)吉見百穴・森林公園ルート
・3日目 11月6日(日曜日)都幾川・千年谷公園ルート

【スタート時間】※時間外のスタートはできません。
50km/40km 6:00~7:00
30km/20km 7:30~8:30
10km    9:00~10:30
5km    10:30~11:30

【スタート・ゴール地点】
松山第一小学校校庭(中央会場)

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