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おでかけNote お出かけ便利帳

2018年04月04日(水)更新

チャイルドシートの選び方(2018年春版)アップリカとタカタとコンビとエールベベとジョイ―とリーマンを比較しました。|PassMe!お出かけNote

小出 雄太

週末は山を走り、海を泳ぎ、カラダを動かしているアラフォーです。誰もが目にする一般メディアからビジネスシーン。紙の資料から映像まで。あらゆる媒体や手段で「わかりやすく伝わる表現」を目指しています。

●目次
1.チャイルドシートの必要性

2.選ぶ基準を考えてみる
(1)クルマへのつけ方
(2)固定と回転
(3)リクライニング
(4)どれだけ長く使えるか
(5)大きすぎないか
(6)持ち運べる重さか
(7)拡張性
(8)安全性
3.各メーカー比較(2018年春版)
4.私が選んだ機種とまとめ

 

イラスト/ワダシノブ

1.チャイルドシートの必要性

マイカーやレンタカーを使って子供を連れてお出掛けする際に不可欠なのがチャイルドシート。改めてルールを振り返ると、2000年4月施行の道路交通法改正で「自動車の運転者は、幼児用補助装置(いわゆるチャイルドシート)を使用しない6歳未満の幼児を乗車させて自動車を運転してはならない」(第71条の3第4項)と定められ、チャイルドシートなしに6歳未満の子供は自動車に乗せられなくなりました。ちなみにタクシーやバスは使用義務が免除されているので大丈夫です(道路交通法施行令の一部を改正する政令第26条の3の2第3項第6号)

チャイルドシートとは言いますが、年齢ごとに種類も分かれています。たとえばエールベベは、乳児用(新生児から1歳半)、乳児から幼児用(新生児から4歳)、幼児用、幼児・学童用(1歳から11歳)、学童用(3歳から11歳)と分けていますし、アップリカは、0歳から1歳までをインファントカーシート、4歳ごろまでをチャイルドシート、もう少し大きくなってからはジュニアシートとしています。

多くの方々は子供が生まれたタイミングで購入するかもしれませんが、どんな基準で選んでいけばよいか、店頭に足を運んだりネットで調べたりしながら検討した過程を記していきます。

2. 選ぶ基準を考えてみる

チャイルドシートを扱うお店に行くと、多くのメーカーがあり、さらにそれぞれのメーカーから複数の機種が出されていることに気づきます。とにかく迷いやすい状況に陥ります。結局「一番安いのはどれか」とか店員さんに「一番売れているのはどれ?」と聞いて選びそうになります。しかし、ここは統一した基準を定めて比較検討をしてみます。

(1)クルマへのつけ方

大きく分けると「シートベルト」と「ISOFIX」の2種類があります。 まずはシートベルトで固定するタイプ。

普段、乗車する人の安全を確保するシートベルトを、チャイルドシートの固定のために活用する方式です。 もう一つが共通取り付け具であるISOFIXで固定するタイプ。

ISOFIX対応のチャイルドシートのコネクターを、クルマの座面奥にある取り付け具(バー)に押し込んで固定します。シートベルトでの取り付けに比べて、取り付けミスがおきにくいので普及が進んでいます。

概ねどのメーカーもシートベルトとISOFIXの両方の製品を提供しています。 普通の乗用車であればどんなクルマにもシートベルトはついているのでシートベルトのタイプは問題ないと思いますが、ISOFIXは車両が対応しているのかどうか確認が必要です。ちなみに、2012年7月以降に生産される乗用車はISOバーの装備が義務化されています

店頭や各メーカーのウェブサイトには車両の適合表が掲載されているので、マイカーにISOバーが着いているのか確認しておきましょう。

(2)固定と回転

設置したチャイルドシートが固定式の場合と回転できる場合とがあります。固定式の場合「乳児用は後ろ向き」、「幼児用は前向き」と設置する向きを変えて設置をします。 回転できる場合はこの「後ろ向き」と「前向き」だけでなく、90度回転させて横方向に向かせることができます。ここがポイントです。 クルマの側面から乳児を載せたりおろしたり時に、横方向に向いていれば、乳児を正面から抱きかかえながらスムーズに進めることができます。

回転式の方がメリットが大きいですが、一方で大型になりがちです。後に出てくる「コンパクトで大きすぎないか」の項目で記しますが、レンタカーやカーシェアリングなど、別の車に付け替えることが多い場合などは注意が必要です。

(3)リクライニング

子供の成長に応じて着座する姿勢は変わってきます。「乳児用は後ろ向き」、「幼児用は前向き」で設置する時に傾きが変わるだけでなく、チャイルドシートのリクライニング機能で角度を変え、子供の成長に合わせた着座姿勢を保つことができます。 これもリクライニング機能があったほうが、機能的にはメリットが大きいように思います。

しかし一方で、機能が豊富な機種は「大型」になりがちなので注意が必要です。

(4)どれだけ長く使えるか

機種によって、その製品の対象年齢が違ってきます。多くの機種が乳児から幼児の4歳くらい、体重9㎏程度まで対応するようです。中には「7歳くらいまで」や「12歳くらいまで」使えるものもあります。子供の成長に合わせて買い替えを前提とするか、一つのもので最後まで持たせるか。 法律上は少なくとも6歳までは必要なモノであり長期的に見て、どうすればよいかを考える必要がありそうです。

(5)大きすぎないか

「固定式か回転式」や「リクライニング」の項目で記しましたが、機能が増えるにつれてチャイルドシートは大型化します。設置するクルマが車高の高いミニバンなど大きな車両であれば多少大きくても問題ありませんが、軽自動車など小型車両の場合は注意が必要です。 例えば安全な乗降を考えて、歩道側の後席左側にチャイルドシートを設置するとします。ママが後席左側で赤ちゃんを乗せた後、ママ本人が乗り込む時を考えてみましょう。

チャイルドシートがコンパクトなタイプであれば、そのまま後席左側から乗り込むことができるかもしれませんが、大きい場合は通り抜けるのが難しい可能性が高いです。その場合は車道側の後席右側に回り込んで乗り込むことになり「ちょっと危険かも」と感じるかもしれません。 クルマのサイズによるので一概に「奥行きが何センチメートルなら大丈夫」と言い切れないところですが、コンパクトかどうかも重要な基準になります。

(6)持ち運べる重さか

都市部においては自家用車を保有するのではなく、必要なときにレンタカーやカーシェアリングを使用する人たちも最近は増えていると思います。 そんな時はチャイルドシートをクルマに「着けて」「取り外して」を繰り返します。何より保管場所となるご自宅からクルマまで持ち運びをすることになりますが、この時に「持ち運びできる重さか』というのも重要な基準になってきます。 チャイルドシートの使用シーンを想像してみて「持ち運び」の可能性があるのならば「重さ」についても確認しておきましょう。

(7)拡張性

チャイルドシートの「こどもを横にして固定する機能」は、キャリーやベビーカー、バウンサーなど他のシーンでも応用ができます。複数のメーカーで、こうした「拡張的な使い方」を提案しているケースがあります。0歳から1歳程度と期間が限られたり、専用のパーツが必要など条件もありますが、スマートな使い方が期待できます。 

(8)安全性

各メーカーが自信をもって提供しているのだから当然「安全」な製品と考えてもよいと言えますが、チャイルドシートの安全性を客観的に評価している機構があります。 独立行政法人自動車事故対策機構は、市販されているチャイルドシートについてメーカー別だけでなく、それぞれの機種別にアセスメント結果を公表しています。

http://www.nasva.go.jp/mamoru/child_seat_search

購入予定のメーカーや型番が決まっていれば、どんな評価をされているかを確認すると一つの参考になると思います。 ただし、新しい製品などは分析結果が出てこないケースがありますので注意してください。機構でのアセスメントに時間が掛かるのかもしれません。

3. 各メーカー比較(2018年春版)

あれこれと8つの基準を挙げてみました。ヒトによって当てはまるもの、当てはまらないものがあったと思いますが、実際に8つの基準で各メーカーの製品を比較してみました。なお、今回対象にしたのは2018年春時点でトイザらスやベビーザらス、アカチャンホンポなどの小売店に並んでいて、現物を見やすかった6社17製品です。メーカーや製品は他にもあると思いますが、今回私が調べることが出来た範囲ということでご了承下さい。

まずは基準(1)クルマへのつけ方(2)固定と回転(3)リクライニング(4)どれだけ長く使えるかについての比較表とメーカー別の特徴を記します。

アップリカは回転式でリクライニングが充実しています。特に新生児向けに「フラットまでリクライニングする」のは大きな特徴だと思います。

エールベベも回転式で一部はリクライニングがついています。

コンビは回転式でフラット近くまでリクライニングするタイプもありますが、シートベルトで回転しない固定式のタイプが選べます。7歳ごろまで使えるものもあります。

ジョイ―は回転式などで5段階リクライニングをするタイプがあります。また、今回比較したどこよりも長い「12歳まで」使えるモノが選べます。

タカタは回転式でリクライニングするタイプと、固定のモノがあります。

リーマンは固定式が中心ですがヘッドレストや設置時の角度設定などができます。 全体を見ると、アップリカなどの一部メーカーはリクライニングなどの機能が充実しているように思います。

次に基準(5)大きすぎないか(6)持ち運べる重さか(7)拡張性(8)安全性について確認してみます。 

先ほどリクライニングなどの機能が充実していると評価したアップリカは、多用途に転換できるスムーヴトラベルシステムを除くと、「奥行き」が700㎜を超えて比較的大きめで、重量も15㎏前後です。

エールベベは「高さ」が600㎜を超えて重量も15キロ前後です。 

コンビは多用途に活用できる「グッドキャリー」以外に「重さ」が5㎏前後で比較的軽いタイプのモノが選べます。

ジョイ―は「奥行き」方向が600㎜以下で他社と比べて小さく、「重さ」も比較的軽いタイプを選べます。

タカタは「奥行き」が600㎜台と比較的小さめのタイプを選べます。

リーマンは幅が小さめで、「奥行き」も500㎜台と比較的小さめのタイプを選べます。

 

基準別の傾向を整理します。

(1)クルマへのつけ方

全社からISOFIX対応の機種が出ています。

(2)固定と回転

一部を除く多くのメーカーで固定式と回転式を選べます。

(3)リクライニング

メーカーで少し差が出ます。「フラットになる」とか「多段階でのリクライニング」ができるアップリカに対し、「段階が少ない」とか、「設置時に傾きを設定する」メーカーがあります。

(4)どれだけ長く使えるか

今回対象にした乳児用の多くは4歳ごろまで使用可能です。ジョイ―のエブリステージが12歳までと長く使えるほか、コンビやリーマンで7歳ごろまで使える製品が出ています。

(5)大きすぎないか

幅については大きく差が出ませんが、奥行きが510㎜程度のモノから735㎜程度まで約200㎜も差が出ています。高機能なほど大型化する傾向があり、回転やリクライニングの機能があるアップリカは比較的大きめですが、固定式のリーマンなどは小さめです。

(6)持ち運べる重さか

キャリーなどに転用できる拡張性を持たせたタイプは3㎏程度と軽めに作られています。 それ以外の通常の機種の多くは10㎏以上ですが、コンビやリーマンなどで5㎏前後のタイプがあります。

(7)拡張性

アップリカとコンビとジョイ―から、キャリーなど多様な使い方を想定した機種が出ています。

(8)安全性

残念ながら新しい機種などでアセスメントの結果が出ておらず、すべての製品の安全性評価を記載することができませんでした。「新しい機種の方がよい結果が出ている」と予想しながら見ていましたが、必ずしもそうではないようです。参考の1つにはなると思います。

4. 私が選んだ機種とまとめ

8つの基準を設定し、アップリカ、タカタ、コンビ、エールベベ、ジョイ―、リーマンの6社17製品を比較してみました。実は筆者自身がまさにチャイルドシートの購入に迫られており、その比較検討過程を刻々と記したのがこの記事でした。 ちなみに8つの基準に対する私の考えは次の通りです。

(1)クルマへのつけ方 では、ISOFIXであってほしい

(2)固定と回転 では、回転式であてほしい

(3)リクライニング では、その機能が充実してほしい

(4)どれだけ長く使えるか では、幼児期を過ぎたら買い替えることを前提としたい

(5)大きすぎないか と (6)持ち運べる重さか では、マイカーに取り付けて固定運用するが小型ハッチバックなので、前席に干渉しないよう奥行きを中心に「小さめ」にしたい

(7)拡張性 では、今回は拡張的な使用は想定しない

(8)安全性 では、アセスメント結果はどの製品も大きな問題がないと判断した

上記の考えに基づいて各社製品を評価をした結果、最終的に選んだのはジョイ―のアーク360°でした。 一時は「たくさん機能があった方がいい」と多機能なタイプを中心に選定していましたが、大きさを確認していく中で、「奥行きが大きいと前席に干渉する恐れがある」ことに気づきました。そこで、乗降させやすい「回転式」で「奥行きが短い」ものとしてジョイ―のアーク360°が浮上した次第です。

これはあくまで私の都合での比較検討結果ですので、使用車両や運用の仕方で評価結果は大いに変わると思います。これからも各メーカーから新しい機能を追加した新製品が出てくるかもしれませんが、今回掲げた8つの基準は比較検討する際に十分活用できるのではないでしょうか。ぜひお子様連れでのお出かけに向けた、楽しいチャイルドシート選びの参考にしてみてください。

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