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おでかけNote お出かけ便利帳

2018年05月01日(火)更新

ペットと旅行するときのポイント~フェリー編~|PassMe!お出かけNote

小出 雄太

週末は山を走り、海を泳ぎ、カラダを動かしているアラフォーです。誰もが目にする一般メディアからビジネスシーン。紙の資料から映像まで。あらゆる媒体や手段で「わかりやすく伝わる表現」を目指しています。

●目次
1.ペットと旅行するときに気を付けるべきポイント

2.事前に必要なしつけ
3.旅行に適した月齢・年齢
4.旅行に持っていくべき道具
5.周囲へ配慮するポイント
6.移動するときの工夫
7.飼い主がすべき心構え
8.フェリー会社のペット乗船に関する情報(2018年春版)
9.ペット乗船可能な遊覧船のおすすめ(2018年春版)

イラスト/ワダシノブ

1. ペットと旅行するときに気を付けるべきポイント

旅行するときに家族の一員であるペットを連れて行くことも多いと思います。その中でも、クルマと違って周囲に人がいて、電車と違って途中下車ができない「フェリーなどの船の旅」は気を付けることがとても多くなると思います。それでも愛犬を連れて海風に吹かれながらの旅は、きっと素敵で想い出に残るかも。 今回は「ペットを連れてのフェリー旅」をする際に、どんなことを注意して臨めばよいか、ドッグスリング(犬用抱っこひも)の販売をはじめとして、愛犬と人の付き合い方について提案しているervaの黄瀬知美(きせ・ともみ)さんにお話をお伺いしました。ご自身もトイプードルを飼われており、愛犬との旅行経験も豊富な方です。 

 ――愛犬を連れてフェリー旅をする際に気を付けるべきポイントを教えてください

黄瀬さん 考えなければならない対象は大きく二つあります。1つはその愛犬のこと。もう1つは周囲の環境に対する配慮です。途中まで自家用車で移動したとしても、船内をはじめとして人混みに入ったり、周囲の人たちと接する機会が発生すると思います。周囲の方々の全員がペットや動物に好意的とは限らないので、できるかぎりの配慮をする必要があると思います。

2. 事前に必要なしつけ

――たしかに周囲への配慮は大事なポイントですね。具体的にどう配慮していけばよいか、まずは事前に必要なしつけを教えていただけますか。

黄瀬さん「無駄吠え」と言いますが、公共の場でむやみに吠えないようにしておくことはとても重要です。吠え続けると周囲に迷惑になるのはもちろん、飼い主もその場にいづらくなってしまいます。

――確かに吠え続けられると困ってしまいますね。

黄瀬さんクレートと呼ばれる犬を運ぶためのケースにおとなしく入っていられるようにすることも大事です。多くの交通機関や施設において、「ペットを運ぶ際にはソフトクレートやハードクレートに入れること」とルールが記されています。クレートに入れて運んだ場合に、おとなしく入っていることができなければルールを守ることもできません。クレートの中は普段と違って狭い空間になりますので、ぶっつけ本番ではなく日頃からクレートトレーニングをして慣らしておきましょう。

――トイレについてはどうですか。

黄瀬さんトイレトレーニングも重要です。「してはいけないところでトイレをしない」ようにしつけておきましょう。所要時間がわかっていれば事前に水分を抑えて調整する工夫もあると思います。備えとしてマナーベルトを付けることもよいです。

――吠えないようにする。クレートに入れるようにする。トイレのルールを守る。 事前の準備が大事になってきますね。

黄瀬さん はい。ぶっつけ本番は愛犬にとっても飼い主にとってもリスクが高いと思います。 例えば船の場合、大きなエンジン音や振動などで震えたり驚いてしまうケースがあります。その前にクルマで長時間移動して、エンジン音や振動に対する反応を見ておく、といった準備も大切だと思います。

――私たち人間でも同じかもしれないですね。

黄瀬さんそうです。フェリー旅の場合は、所要時間が長く、電車のように途中下車ができません。飼い主もある程度の経験を積んでからの方が安心です。 まずはクルマで30分、その次は1時間とか、徐々に行動範囲を広げてみる。その過程で、愛犬に対して「こうしたらうまくいく」、「この場合は上手くいかない」とか、周囲の人たちに対しても「こう振舞えば大丈夫」「こう振舞うと不快に思われる」といった経験値を増やしていくことが大事だと思います。

3. 旅行に適した月齢・年齢

――旅行に適した月齢・年齢はありますか。

黄瀬さん 生まれてすぐの赤ちゃんは絶対にダメです。パピー期の場合、必要なワクチンを打ち終わっていなければ問題ありますし、ちょっとしたストレスに対する影響の度合いも大きくなります。 生後5ヶ月で、旅行ではなく必要に迫られて近い距離の移動をしたことがあります。その時は経験のない出来事にストレスを感じたのか下痢が続いたことがありました。今はもちろん元気ですが。 何か月以降なら大丈夫とは一概には言えません。犬種や大きさ、その子の健康状態や性格に依っても変わってきますね。成犬で健康であれば大丈夫とも言えますが、例えば老犬になると人と同じで頑固になってしまう場合もあるので、新しい環境に適応できないケースもあります。

――個々の犬によって変わってきますね。

黄瀬さん一方で、目の見えない老犬を飼われているお客様が、「これからいろんなところに連れて行きたい」とわが社の商品をお買い求めになられた例もあります。 本当に旅行に行ける状況なのかどうか、愛犬の状況をよく観察して見極めて欲しいです。といっても目の見えない老犬の事例のように、「難しい」と思えることも乗り越えられるケースもあります。一概に否定することなく可能性を探ってほしいですね。

――船酔いなどについてはどう対処すればよいですか。

黄瀬さん獣医さんに相談するのが一番です。船酔いする犬はクルマ酔いもしている可能性が高いです。まずはクルマ移動で経験を積んで、獣医さんと相談して対応策を考えましょう。

4. 旅行に持っていくべき道具

――旅行に持っていくべき道具はありますか

黄瀬さん 一泊程度の旅行で想定してみると、次のモノが挙げられます。 お水やご飯の器、ドッグフードやおやつ、待ち時間に飽きさせないように使い慣れているおもちゃやボール、リードや首輪、トイレシートやマナーベルト、ウンチを保管できる袋と消臭スプレーなど基本的なモノ。 夏場など暑い季節は熱中症対策として、保冷剤を入れられるスヌード。 周囲への配慮として、室内などに入る前に汚れた足の裏を拭き取るためのタオルやウェットディッシュなどもあるとよいです。

5. 周囲へ配慮するポイント

――無駄吠えはしないようにしつけていても、思わず吠えてしまうことがあるかもしれませんね。

黄瀬さん船の中でも基本的に人の多い場所には行かないようにした方がよいと思います。 以前、わが子を連れて小豆島に行ったことがありますが、人の多い場所には近づかず、可能な限り広いデッキの片隅にいるようにしました。

――そうなんですね。暑い季節だと大変ですね。

黄瀬さんはい。ですから、そんな事態も考慮して船旅をする時期は夏や冬を避け、デッキで過ごすことができる春や秋のいい季節を選ぶようにしています。こうした配慮も大事なことだと思います。

――どうしてもトイレをしてしまうことがあるかもしれません。

黄瀬さんどんなにしつけていても粗相する可能性はあると思います。その場合は即座にトイレシートで吸収させて、消臭スプレーを掛けて跡形もなくキレイにするようにしましょう。ポイントは「跡形もなくキレイに」することです。臭いが残る可能性があるので、芳香剤ではなく消臭機能に優れたものを持参するようにしています。 回収したウンチは袋に入れて持ち帰るのも大事なルールです。

――周囲にはペットを好きではない人もいますものね。

黄瀬さんそうです。トイレではなく犬の匂い自体を嫌がる方もいると思います。犬自体が発する臭いですから難しいかもしれませんが、乗船する前にお風呂に入って清潔にしておくだけでも違うと思います。

6. 移動するときの工夫

――移動するときの工夫はありますか

黄瀬さん船室などの室内は、クレートに入れておきましょう。一方で、広くてスペースが大きくとれるデッキでは「クレートに入れておかなくてもよい」とされているケースがほとんどです。そんな時には、愛犬を抱っこしておけるドッグスリングを使うのも一つのアイデアです。

――ドッグスリングですか。

黄瀬さんはい、犬用の抱っこひもです。愛犬を飼い主の懐で包み込むように抱っこしながら運ぶことができます。愛犬の顔だけがチョコンと出た状態で、両手が空きます。クレートは囲われていて安心ですが片手がふさがっています。 例えば観光スポットを歩いていて、愛犬と一緒に記念撮影をしようとしたとき、いちいちクレートから出すのは手間が掛かります。状況が許すのであればドッグスリングに入った愛犬と一緒に「サッ」と自撮りすることも可能になります。

――機動力が増しますね。

黄瀬さん赤ちゃんを入れる抱っこひもと基本的な考え方は同じです。犬の場合でもスリングに入れると落ち着く子は多いですよ。

――1つの選択肢になりそうです。長時間の移動に備えた工夫はありますか。

黄瀬さんすぐ食べ終わるスナックビスケットタイプではなく、例えばスティックガムのような長い時間を掛けて食べるおやつを準備しておくとよいでしょう。他には愛犬が大好きなおもちゃやボール、ブランケットもいいと思います。日頃から愛犬を観察して「それを与えると落ち着く」ものを探しておきましょう。

7. 飼い主がすべき心構え

――お聞きしてきて、飼い主による事前の準備がとても大事だと改めて思います。

黄瀬さん旅先で吠え続けている犬がいて飼い主に聴くと「うちの子はビビリだからダメなのよ」などと言われたことがあります。「犬にのみ原因がある」と考えられているようでしたが、必ずしもそうではないと私は思います。 なぜ犬が吠えてしまうのかを客観的に分析し、こちらが適切な対応ができていれば吠える回数も減ります。犬側の問題や人側の問題など原因は様々です。ドッグトレーナーなど専門家に頼ることもおすすめです。

――犬の立場になって考えても、簡単にあきらめない方がいいように思います。

黄瀬さんそうです。吠えっぱなしの状態は、周囲が迷惑なのはもちろんですが、実は吠えている犬自身も消耗します。吠えることを犬のせいにするのではなく飼い主も勉強をして、そんな事態を起こさないようにしていただけたらと思います。

――ペットとの旅を実現するために飼い主ができることはもっとたくさんありますね。

黄瀬さんはい。マナーのよい飼い主が増えればペット同伴で行ける場所が増えていきます。逆にマナーの悪い飼い主が増えると規制が厳しくなって行ける場所が減っていきます。今回お話しした内容も参考にしていただき、周囲への配慮ができるマナーのよい飼い主の方が、一人でも多くなることを願っています。

8.フェリー会社のペット乗船に関する情報(2018年春版)

国内の主な地域間航路のペット乗船に関する情報をまとめました。

商船三井フェリー

大洗-苫小牧などを結ぶ商船三井フェリーはペットと同室できるウィズペットルーム、ペットルーム、ドッグランなどの施設も整備しています。

フェリーさんふらわあ 

大分-別府、神戸-大分、大分-志布志などを結ぶさんふらわあでは、全航路でペットルームに預けて乗船することができます。神戸 - 大分航路はペットと同室できるウィズペットルームがあります。

新日本海フェリー

舞鶴、敦賀、新潟、秋田、苫小牧、小樽などを結ぶ新日本海フェリーでは、船内ペットスペースのケージに預けて乗船ができます。

阪九フェリー 

新門司と泉大津、神戸を結ぶ阪九フェリーでは、ペットルームにあるケージに預けて乗船できます。

オーシャン東九フェリー 

東京と徳島、北九州を結ぶオーシャン東九フェリーは、ペットと同室できるwithペットルームがあります。

太平洋フェリー

苫小牧、仙台、名古屋を結ぶ太平洋フェリーは、中小型犬専用の冷暖房証明月野簡易保管施設ドッグハウスに預けて乗船できます。

宮崎カーフェリー 

宮崎と神戸を結ぶ宮崎カーフェリーは、ペットルームに預けることで乗船できます。

マリックスライン 

鹿児島、名瀬、亀徳、和泊、与論、本部、那覇を結ぶマリックスラインは、ケージなどを準備すれば船内への持込はできます。

マルエーライン 

鹿児島、名瀬、亀徳、和泊、与論、本部、那覇を結ぶマルエーラインにはペットルームがあります。

9.ペット乗船可能な遊覧船のおすすめ(2018年春版)

最後に、ペット乗船可能な遊覧船のオススメをご紹介します。どちらの施設も「ペット連れOK」「ペット乗船可能」となっていますが、「船室は不可」など個別の条件があったりしますので、予約時に問い合わせをしておくと安心だと思います。

【京都府】天橋立観光船

波の穏やかな内海(阿蘇海)の潮風を感じながら、寄り添うカモメと供にクルージングを楽しめる観光船。ペットも一緒に楽しめます。

天橋立観光船
大人(中学生以上) 2,460円
  • 8:30〜17:00
  • 0772222164
  • 〒6260001 京都府宮津市字文珠466
地図

 

【宮城県】丸文松島汽船  

松尾芭蕉をはじめ多くの文人に愛されてきた松島の湾内を巡る遊覧船。 ペット連れOKです。

丸文松島汽船
大人(中学生以上) 1,500円 → 1,350円
  • 10:00〜15:00
  • 土日祝日、年末年始
  • 0223653611
  • 〒9850016 宮城県塩釜市港町1丁目4番1号
地図

【長野県】天竜舟下り 

渓谷をあざやかな艪さばきで急流を進む天竜舟下り。 ペット連れもOKです。

天竜舟下り
大人 2,400円 → 2,200円
  • 9:30〜16:00(シーズンにより変動の場合があります)
  • 無休 ※事前に運行状況・出航時間を必ずご確認下さい。
  • 0265243345
  • 〒3950821 長野県飯田市松尾新井7170
地図

【福岡県】水郷柳川観光  

名物「どんこ舟」で、赤煉瓦の並倉や白いなまこ壁など船頭の舟唄と共に約1時間の舟旅。 ペット連れもOKです。

水郷柳川観光
大人(中学生以上) 1,500円 → 1,350円
  • 9:00〜17:00/乗船受付は16:30まで
  • 無休
  • 0944734343
  • 〒8320822 福岡県柳川市三橋町下百町1-6
地図

【京都府】伊根湾めぐり遊覧船 

日本で最も美しい村の一つでもある舟屋の景観を海上からご覧頂けるクルージング。 ペットも一緒に乗船できます。

伊根湾めぐり遊覧船
大人(中学生以上) 2,460円
  • 9:00〜16:00
  • 土日祝日、年末年始
  • 0772320009
  • 〒6260425 京都府与謝郡伊根町字日出11
地図

【栃木県】蔵の街遊覧船  

船の上から栃木市の街中を観光する遊覧船で、船頭が栃木市や巴波川の歴史などを案内し、船頭唄を歌います。ペット連れもOKです。

蔵の街遊覧船
大人 700円 → 630円
  • 10:00〜16:00/最終受付は~15:50、12~2月は10:00~15:00(最終受付は14:50)
  • 荒天時
  • 0282232003
  • 〒3280037 栃木県栃木市倭町2-6
地図

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