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おでかけNote お出かけ便利帳

2018年05月18日(金)更新

電車で子どもがぐずったら?新米パパママ必見の心構えと対策|PassMe!お出かけNote

小出 雄太

週末は山を走り、海を泳ぎ、カラダを動かしているアラフォーです。誰もが目にする一般メディアからビジネスシーン。紙の資料から映像まで。あらゆる媒体や手段で「わかりやすく伝わる表現」を目指しています。

●目次
1.はじめに

2.小さな子どもの立場になってみよう
3.短い距離の電車移動の場合~移動する時間帯~
4.短い距離の電車移動の場合~ぐずる理由とその対策~
5.短い距離の電車移動の場合~事前の準備と説明~
6.飛行機など長時間移動時の工夫
7.周囲への配慮
8.まとめ

 

 イラスト/ワダシノブ

1. はじめに

小さな子どものいるご家庭も、ちょっと足を延ばして遠くにお出かけしたり、旅行に行く機会もあると思います。移動の手段で電車などを使う際の悩みに、「公共交通機関で小さな子どもがぐずったり、泣いたりして困る」が挙げられると思います。

 

そんな悩みをどのように解消していけばよいかについて、全国13万部発行の育児情報誌miku編集長、高祖 常子さんに伺いました。ご本人も3児の母であり、「感情的にならない子育て」「ママの仕事・育休復帰」「働く親の子どもへの向き合い方」「パパの子育て」「夫婦コミュニケーション」「イクボス」などの講演もされている、まさに子育てに関する経験や情報が豊富な方です。

 

2. 小さな子どもの気持ちになってみよう

小出雄太「高祖さん、本日はよろしくお願いします。実は私も最近子供が生まれたばかりなので色々勉強させてください!小さな子ども連れで旅行や移動をする際に公共交通機関を利用することって多いのですが、電車の中などで赤ちゃんが泣いてしまった時に『ああどうしよう、迷惑になってる…!』と感じる人は多いと思います。こんな時に高祖さんならどうされますか?」

 

高祖さん「はい、よろしくお願いします!そもそも旅行やお出かけのために電車に乗るのって保護者の都合であることが多いはずです。小さな子どもにとってはいつもと違った場所でたくさんの大人に囲まれ、不安な環境に連れ込まれるのです。そんなところで『静かにしていなさい』『車両の中では絶対に泣いちゃダメ』というのはムリな話です」

 

小出雄太「確かにそうですね。本人が求めているわけではないですもんね」

 

高祖さん「もちろん電車好きの子どもが『乗りたい』と言って電車旅行するケースもあるかもしれませんが、多くの場合は親の都合です。その前提に立って『小さな子どもは公共交通機関で泣いたり、ぐずったりする』ことを承知の上で旅行や移動をした方がいいでしょう」

 

小出雄太「心構えとして大事なことですね!」

 

高祖さん「はい、『泣いたらどうしよう』と心配してドキドキしているよりも、『泣いた時にはこうしよう』という事前の準備や工夫があれば保護者としても安心です」

 

3. 電車移動の場合~移動する時間帯~

 

小出雄太「では、少し具体的にお伺いします。多くの方が利用する公共交通機関に電車があります。通勤通学にも使われていますから周囲に人も多いですが、こうした電車移動の場合にできる事前準備はありますか?」

 

高祖さん「混雑した車両は子どもはもちろん大人にとってもストレスや負担が大きいものです。そう考えると、できれば混雑する時間帯を避けるとか、多少遠回りでも混雑しないルートや手段を探してみましょう。

また、夕方や夜の時間帯だと子どもは疲れてぐずりやすくなりますし、周囲の大人も仕事を終えて疲れているのでストレスが溜まっています。親も気を使いますから避けたほうが良いかもしれません」

 

小出雄太「そう考えると基本的に車両が空いている日中の時間帯を中心に移動した方がよさそうですね」

 

高祖さん「そうですね。旅行の日程の関係で難しい場合もあるかもしれないですが、朝夕のラッシュの時間帯はできる限り避けるのがおすすめです」

 

4. 電車移動の場合~ぐずる理由とその対策~

小出雄太「では日中の空いている時間帯で実際に移動してみたときでも、泣いたりぐずったりした場合はどうしたらよいでしょうか」

 

高祖さん「まだ意思疎通が難しい0歳から1歳くらいの場合でも、泣いたりぐずるのには理由があります。その理由に応える準備をしておきましょう。例えば「おむつを替えて」という場合。移動時間を考えてあらかじめオムツを替えてから乗車するのも大事な準備です」

 

小出雄太「なるほど!」

 

高祖さん「『暑いよ』『寒いよ』と泣くケースもあります。屋外と電車の中では気温が随分と違ったりしますよね。そうした温度変化に合わせてこまめに脱ぎ着できる着替えや、汗を拭けるタオルを持参しておくといいでしょう」

 

小出雄太「その辺りは私たち大人の準備と同じですね」

 

高祖さん「そうですね。暑い時は喉が渇くので水分補給できるモノも準備しておきましょう。母乳なら、どうしても泣き止まなければ途中下車して授乳服やケープで授乳するのも一案です。気分が落ち着くようなだめるなど、心の余裕も持ちましょう」

 

小出雄太「単純に『さびしいよー』『抱っこしてよー』と泣いてしまう場合もあるのでしょうか?」

 

高祖さん「はい。『ベビーカーの中で赤ちゃんが泣いたまま』とか『ベビーカーの中で泣かせっぱなし』という場面を見ることがありますが、事情が許せば抱き上げたほうがいいですね。やはり抱っこは最強です。もしぐずった時はまずベビーカーの中にいる子どもに声を掛け、どうしてもだめなら抱き上げてみる。抱っこすることで落ち着く子は多いです。

そもそもベビーカーってシートベルトで身体拘束されているわけですから、同じ場所にいると『つまんない』『同じ姿勢がイヤ』と感じる子も多いと思います。長時間のベビーカー移動になる場合は、様子を見て抱き上げるといいですね」

  

小出雄太「うーん、ただ旅行の時などは荷物で両手がふさがっていたりして、抱き上げるのが難しい場合もありますよね」

 

高祖さん「そんな時はできるだけ荷物はリュックなどに背負って身軽にしておくといいですね。あとは、パートナーと出かける、ママ友と一緒に行くなどすると心強いでしょう」

 

小出雄太「周りに気心が知れた人がいるだけで安心ですもんね…。あ、あと『お腹が空いた』と泣く場合もあるんじゃ?」

 

高祖さん「はい、泣いたときにちょっと食べられるお菓子を与えるのもいいでしょう。普段はおやつをあげない時間でも緊急事態ならよしと臨機応変に考えましょう」

 

5. 電車移動の場合~事前の準備と説明~

小出雄太「よくベビーカーにちょっとしたおもちゃを付けている方を見ますが、あれも効果はありますか?」

 

高祖さん「はい、おもちゃも有効です。ただ長時間の時は他の小さなおもちゃも準備しておくといいですね。移動が長くて定番のおもちゃだけでは飽きてしまうこともあるので…。そんな時は様子を見て準備しておいた新しいおもちゃをサッと出すと、ものすごく食いつきがよかったりします。

寒くなければ、団扇や扇子でパタパタと仰ぐのも気分転換に効果があります。風を感じたり、動くものが目に入ることで、ぐずりが止まることもあるんですよ。同じようにレジ袋など『カサカサ音』のする袋や絵本など、普段からお気に入りの『これを使えば機嫌が良くなるモノ』を持参するのも大事なポイントです」

 

小出雄太「お気に入りのおもちゃ!それは効果ありそう!」

 

高祖さん「少し大きい子どもの場合は、おもちゃがなくてもあそべます。話ができれば手のひらを絵本に見立ててストーリーをつくったり、手遊びもおススメです。

周囲の様子を見ながらですが、小さな声で『グーチョキパーでなにつくろう』とか『げんこつやまのたぬきさん』とかをやってみる。気が紛れて状況は随分と変わるはずです。手遊びの動画はyoutubeなどにたくさん挙がっていますので、それらを参考に『ぐずった時に備えた手遊びのレパートリー』を増やしておくのもいいですね」

 

小出雄太「手遊びなら道具いらずでいいですね」

 

高祖さん「あとは子どもにもよりますが2歳くらいからは、移動する前に子どもに何のためにどこに行くのか伝えてあげるといいです。『言ってもわからないから』と事前の説明もなく連れて行くよりも、『今日は○○に行くから電車でお出かけするよ。一緒にがんばろうね』などと説明するだけでも違うと思います」

 

小出雄太「おお、小さい子でもちゃんと伝わるんですね!」

 

高祖さん「その上で、『電車の中では小さな声、アリさんの声でお話をしようね』などと説明しておく。

いきなり本番では難しいので、事前の説明時に『じゃあ電車の中での話し方を一度練習してみよっか。まずは象さんの声で話してみよう』と大きな声で話してから『次はアリさんの声で話してみて』とボリュームを下げる練習をしておく。こうやって子どもの理解力に合わせてルールを説明してみると、どんなに小さな子でもなんとなく理解できることもあると思います。少し手間はかかりますが大事なことですよ」

 

6. 飛行機など長時間移動時の工夫 

小出雄太「飛行機など、乗っている時間が長時間で途中下車などができない乗り物の移動はどうしたら良いでしょうか?」

 

高祖さん「飛行機の場合は途中下車といった『逃げ場』がないので大変ですよね。そういう時は、普段から生活サイクルを工夫してみるもの一つの方法です。例えば飛行機に乗る予定が前々からわかっていれば、いつものお昼寝の時間帯と飛行機の搭乗予定が合うようにスケジュールを調整してみたり、その日は昼寝させずに飛行機に乗せるなど、一工夫してみると効果がありますよ」

 

7. 周囲への配慮

小出雄太「たくさんのアイデアをお聞きしてきましたが、どんなに手を尽くしても泣き止まない場合はどうすればいいでしょうか?」

 

高祖さん「はい、どうにもならないときもあると思います。でも、そんな時に『周囲の人たちに助けられた』と話すママも多いんですよ」

 

 

小出雄太「周囲の人たち?ママ友やパートナーではなく?」

 

高祖さん「はい、『世の中は世知辛い』と言われますが、決してそうではないんです。子育て中のママは産後のホルモンバランスの波が大きく、子どもを守る意識が強く働いて、周囲の全てが敵に見えてしまうことがあります。例えば我が子が泣いた時に、周囲の人たちが『ただ見ている』だけにも関わらず『うるさいな』と思われているとか『厳しい視線』として感じ取ってしまうことがあります。

 もちろん、本当に『うるさい』と感じていて、時には文句を言ってくる人もいるかもしれません。ですが、周囲の全ての人が厳しい態度を取っているわけではありません。もし文句を言われた場合、それは『その日たまたま文句を言う人に遭遇してしまった』だけであって、可能な対処をしていれば責任を感じる必要はありません。『小さな子どもは公共交通機関においても泣いたり、ぐずったりする』ものなのですから」 

 

小出雄太「力強いお言葉、なんだか勇気が湧いてきます…!調べたところ、コズレさんのアンケートにもこんな情報がありました。

『公共交通機関を利用する際、赤ちゃんが泣いてしまったことがあるか』については、『はい』が66%、『赤ちゃんの泣き声が迷惑になっていると感じたことがあるか』については、『はい』が9割近くです。

 

そして、『周りの人がどのような反応をしたか』について、『視線を感じた』が67%がある一方で、『話しかけてくれた』が50%、『あやしてくれた』が38%、『席を代わってくれた』が22%と、親切な対応を受けた割合も多いようです」

  参照:コズレアンケート

期間:2017年6月12日~20日、有効回答数:1,449、質問方法:webアンケート

 

高祖さん「このアンケート結果のように、赤ちゃんの泣き声に対して温かく見守っている方々は多いです。泣きやまないわが子をあやそうと奮闘するパパやママに対しては、非難するような人よりも、応援しようとか親切な対応をしようと見守ってくれている人の方が多いということも覚えておくと、少し不安が和らぐのではないでしょうか」

 

8. まとめ

小出雄太「今日はとても貴重な情報を伺えて勉強になりました!小さな子どもを持つご家族が勇気を持てる内容だと思います。最後に改めてパパママたちに一言いただけますか?」

 

 

高祖さん「最初にお伝えした通り、『公共交通機関の中で小さな子どもは泣いたり、ぐずったりする』ものです。『絶対に泣かせない』のは子どもにも付き添うママやパパにとっても負担が大きすぎます。そうではなく、『泣いたり、ぐずったりする』ことを承知の上で、予めできる準備をしておきましょう。

電車の中で泣き始めてから『どうしよう』と慌てるよりも、『こんな時はこうする』『あんな時はああする』といくつかの引き出しを持っておきましょう。旅行やお出かけはちょっとした準備や工夫で、移動中も楽しい思い出になるはずです」

  

小出雄太「高祖さん、本日は本当にありがとうございました!」

 

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