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緒方 慎之介
主夫ライター。妻の海外赴任についていくため、13年間勤めた会社を辞めて専業主夫に。カナダとアメリカで合計4年半を過ごして帰国、今は小さな会社で事務員をしつつライター業と主夫業にも勤しんでます。趣味は旅行やカメラや陶芸など薄く広く。最近はウエイトトレーニングがブームのカープファン。
◯最新情報(2019.11.24更新)
2019.11.24
・「雪とクラゲ」を開催!
クラゲと都会の雪景色の共演!体感型のインタラクティブアートをお楽しみください。
開催期間:2019年11月16日(土)-2020年2月27日(木)
・休館のお知らせ
2020年1月15日(水)は施設メンテナンスのため終日休館とさせていただきます。
隅田川のほとりからそう遠くない場所、日本一高い建造物である東京スカイツリーの足元にその水族館はあります。その名もすみだ水族館、ひらがなで「すみだ」です。
どうでもいいですけど、隅田川の「すみ」は「隅」なのに墨田区の「すみ」は「墨」なんですね。気になって調べたら、墨田区の名前は昔から広く人々に親しまれてきた隅田川堤の通称“墨堤”の呼び名の「墨」と、“隅田川”の名の「田」の2字を選んで名付けられたからだそうですよ。(墨田区ホームページ「区の歴史」 より)
「すみだ」という読み方から察するに、名前は隅田川からとったけど漢字をそのまま使うといろいろクレームがあるだろうから「墨田」にしたのかなー、とか邪推してしまいます。
冒頭から激しく話がそれました、すみだ水族館です。複合施設内にあるコンパクトな水族館ですが、独特の展示と夜遅くまで空いていることで家族連れだけでなく大人にも人気のレジャースポットです。このすみだ水族館の情報を、授乳室やオムツ替え台などの子連れ用施設から混雑する季節や時間帯、おすすめフォトスポットまで全部ぜーんぶご紹介いたします!
●目次
1. 施設情報東京スカイツリータウンの一角、ウエストヤードの5階と6階にあります。全部建物の中なので雨の日も安心なのが良いですね。水族館自体はさほど大きくありませんが、その他の施設も合わせれば1日ゆっくり楽しむことができます。
車の便はあまり良くないので、公共交通機関(主に電車)で行くことをおすすめします。詳しくは7. アクセスの項をご参照ください。
待ち合わせをするならば、水族館エントランス横やショップの前がわかりやすいでしょう。雨の日や暑い日、寒い日で同行者の到着まで時間がかかりそうなときはスカイツリータウン内でウインドーショッピングも良いですし、カフェやスイーツショップもたくさんありますのでよりどりみどりです。
・営業時間:9:00 - 21:00(入場は1時間前まで)
遅くまで営業しているのでお仕事帰りにちょっと癒やされに行くこともできます。ただし季節によって変わる場合があります。ご注意ください。
・定休日:年中無休です。
ただしメンテナンスやイベントで入場できない場合もあります。ご注意ください。メンテナンスなどの入場制限がある場合は公式ウェブサイトにて告知されます。
比較的新しい施設ということもあるのでしょうが、設備はかなり充実しています。そしてすごくきれい。また、床がじゅうたん張りになっていて転んでもケガをしにくいようになっています。筆者個人の感想としましては、今まで見たどの水族館よりも子連れフレンドリーだなという印象です。
・授乳室
5F・6F両方にあります。給湯器もちゃんと備え付けられていますよ。
・オムツ替え台
5F・6F両方に専用スペースあります。
また、多目的トイレ内にも設置されています。
・ベビーカーレンタル
ありません。ただし館内はそれほど広くない割に通路は広くゆったりとしていますので、抱っこするにしても一緒に歩くにしてもそんなに困ることはありません。
館内はエレベーターとスロープが用意されており、通路も広いので車椅子の方でもゆっくり見ることができます。また、駅からもエレベーターをいくつか乗り継ぎますが雨に濡れずにアクセスすることが可能です。詳しくは7. アクセスの項をご確認ください。
・車椅子用トイレ(多目的トイレ)
5F・6F両方にあります。オストメイトにも対応しています。
・車椅子レンタル
少数ですが用意されています。
駆け足でただ「見る」だけなら30分くらいで回ることも可能です。ですがベンチも多く、座りながらゆっくりと楽しめるように作られていますので、1〜1.5時間くらいかけてじっくり楽しみたいところです。筆者は取材ということもあり3時間以上滞在しましたが、全く飽きませんでした。
すみだ水族館は飲食物の持ち込みOKです。動物園では一般的ですが、館内型の水族館ではかなり珍しいのではないでしょうか。また、館内には至る所にベンチやテーブルがあるのでスナック類だけでなくお弁当を広げて魚たちを眺めながらゆっくり食べる、なんて楽しみ方もできます。
再入場可能です。見たいイベントとイベントの間が大きく開いているときは、ソラマチでお買い物をしたりご飯を食べたりしてから戻ってくるのも良いかもしれません。
・混む時間帯
11時~17時ごろの日中は混んでいる傾向です。
逆に朝9時~10時、18時以降の夜の時間帯は比較的空いている時間帯です。
・混む期間、混まない期間
春休み・夏休み期間や、クリスマス時期は混み合う傾向です。
2月~3月上旬は1年の中で見ると比較的空いている傾向です。
クレジットカードは館内で行うアクティビティなど一部を除き使用可能です。
電子マネーは館内のペンギンカフェで使用可能、チケットの購入には使用できません。
館内にはロッカーはありません。ただし、5Fに上がるエスカレーター横と、そこからすぐのソラマチ入り口にあります。
水族館近くに限らなければ、ソラマチの中にはたくさんあります。
お近くのスタッフにご相談ください。
クレジットカードも利用可能です。SuicaやPASMOなどの電子マネーは使用できません。
割引はありませんが、スマホがあれば並ぶことなくその場で購入可能です。支払いはクレジットカードやamazon pay、PayPalが利用できます。
チケットとの交換も不要で、入り口でスマホの画面を見せれば入場できます。手軽でオススメです!
ローソン、セブンイレブンで購入可能です。
すみだ水族館の年間パスポートは入場料2回分と同じですので、2回以上行けば元が取れます。年間を通じていろいろな企画展やプログラムが開催されていて同じ展示ばかりということもありませんので、年間パスポートを購入すれば何倍も楽しむことができそうです。
年間パスポートは、入場してから購入することもできます。その場合は当日券との差額を館内で支払うことで切り替えられるので、入場してみて気に入ったら年パスにする、ということもできます。
すみだ水族館の割引チケットは、筆者が調べた限り一般では販売されていません。よくあるコンビニなどでの前売り券、クレジットカード等も対象外です。ただし、お勤め先の福利厚生によっては割引が受けられる場合があります。例えばベネフィットステーションでは大人は200円(2,050円→1,850円)の割引があります。ご自身の勤務先の福利厚生が対象かどうかチェックしてみてください。
水草を中心に展示しています。最初に目に入るエリアなので視覚的にインパクトのある水槽にしているそうです。自然の生態系を再現した水草水槽はCO2(二酸化炭素)を加えたり水草のケアをしたりするなど実はかなり手間がかかっていて、「ネイチャーアクアリウム」で有名なアクアデザインアマノ社 の協力のもとにメンテナンスしています。
またこのエリアは爽やかなアロマがふんわりと香っていて、視覚面だけでなく嗅覚からもリラックスができる空間に仕上げられています。
近年流行のクラゲを展示しているゾーンです。ゆらゆらと水中に浮かぶクラゲは眺めているだけで癒やされますよね。お隣のラボではクラゲの幼生も見ることができますし、ラボの一面はガラスもなく開放されていますので中で研究している飼育員さんと会話を楽しむことができます。
美術館に飾られる絵をイメージして水槽が配置されています。みんな大好きカクレクマノミも見ることができます。
その名の通り、サンゴ礁の生き物が展示されています。
一般的な水族館では竜宮城もかくやと言わんばかりにカラフルな魚が所狭しと泳ぎ回るサンゴ礁水槽ですが、すみだ水族館のそれはやや地味目。ですが見方を変えるとこれがリアルな「サンゴ礁の海」なんじゃないかなあという構成です。筆者が目を惹かれたのが、クロナマコが水槽内に鎮座ましましているところ。見た目よろしくないですからね、水族館の水槽にナマコはあまり入れないと思うのですが、ナマコを愛してやまない飼育員さんがいらっしゃる関係もあってか、何匹かクロナマコが入っていました。
サンゴ礁水槽ゾーンで興味深いのは、水槽が埋め込み型ではなく四方から眺めることができる独立型になっているところ。いろいろな角度から眺めることができるので、「奥の方に隠れちゃって見えない」ということがありません。
こちらはみんな大好きチンアナゴ、すみだ水族館の人気者です。実はチンアナゴというのは1種類だけで、オレンジと白の縞模様の子はニシキアナゴ、体の側面に水玉のラインが入っている子はホワイトスポッテドガーデンイールという名前でチンアナゴとは別の種類のお魚です。開館当初は東京スカイツリーの高さ634mにちなんで634匹のチンアナゴとその仲間たちがいたのですが、現在は300匹くらいです。それでも多い!
チンアナゴの名前はチン(狆)という犬の名前から来ています。
そう言われてみれば似ている?かな?
チンアナゴはよくケンカをするのですが、ベストセラー『おもしろい! 進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』には「ケンカがしょぼい」と書かれています。筆者が眺めているときにも時折ケンカしていましたが確かにしょぼい。上手く写真に収めることができなかったのですが、果たしてどれくらいしょぼいのか、実物でチェックしてください。
♦『おもしろい! 進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』
すみだ水族館公式サイトのコラムではこの他にもチンアナゴに関する面白い豆知識がたくさんあって、ますますかわいく思えちゃいます。行く前にはぜひご一読を。
♦知っているだけで100倍かわいい!チンアナゴの豆知識
チンアナゴファンにはぜひ押さえておいてほしいのがフィーディングプログラム、すなわちゴハンタイム。時間になると飼育員さんが餌を持ってきて説明してくれます。
そして水槽に入れてかき混ぜます。
すると「どうやってそんなに潜ってたの?」というくらい、みんな体をみょーんと伸ばして出てきます。かわいい。
時には餌を採るのに夢中になり過ぎて絡まっちゃう子たちも。かわい過ぎる!フィーディングプログラムは1日3回(11時・13時・19時)ありますので、タイミングが合えばチンアナゴ水槽へどうぞ!
♦チンアナゴの「さあ、ゴハン!」
すみだ水族館のペンギン水槽は国内最大級の屋内開放型プール水槽です。照明にはLEDを用いていて、屋外と同じように時々曇ったように光がかげったり、日没後にはぐっと照度を落としたりなどの工夫が凝らされています。またペンギンはその生活の7割を水中で過ごすことから、水槽内の水量も多めにとってあります。開放型水槽のため、上から横から下からといろいろな角度からペンギンを眺めることができますので、じっくり観察してみてください。ちなみにペンギンの数は全部で58羽!多い!
すみだ水族館のペンギンのことをよりよく知りたい場合は、本が出ていますのでそちらをチェックされることをおすすめします。詳しくは8. すみだ水族館関係の本の紹介の項をご参照ください。
また、「ペンギンワッチ」という観察イベントも開催されています。4.1 体験プログラムの項で簡単なレポートを書いていますので興味のある方はぜひ読んでみてください。
ペンギン水槽のすぐ横にオットセイの水槽もあります。運が良ければ食事シーンや館内散歩に遭遇することもできます。筆者は取材時に偶然居合わせることができたのですが、本当に普通にみんなが通る通路をペタペタと歩いていたのでちょっとびっくりしました。
オットセイ水槽も上からだけでなく横から眺めることができます。スイスイと気持ち良さそうに泳ぐオットセイを眺めながらぼーっとするのもいいですよ。
伊豆諸島・小笠原諸島をはじめとする219の島々「東京諸島」の海をテーマとした、彩り鮮やかな魚が群れを成して泳ぐ大水槽で、5F・6F両方から眺めることができます。すみだ水族館で展示されている中ではいちばん大きい魚のシロワニも、この水槽で見ることができます。
ちなみにシロワニはサメの仲間です。「サメなのにワニ?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、古い言い方でサメのことをワニと呼ぶことがあり、山陰地方では今でもその呼称が使われています。また古事記にもある「因幡の白兎」の話に登場する「ワニ」もサメのことだという説が有力です(諸説あります)。
各種金魚が展示されています。
すみだ水族館がある墨田区は下町文化が色濃く残る土地です。その下町文化の象徴として、金魚の展示にも力を入れています。金魚の特徴によって上から見た方が良いもの、横から見た方が良いものがあり、それに合わせて展示の仕方を変える工夫もされています。
人気No.1はタンチョウ。名前はそのまま丹頂鶴から来ています。
金魚といえば金魚すくい、金魚すくいといえばお祭り!ということで、お祭りっぽい演出もちらほら。
底面の模様も相まって、和モダンな水槽の中を優雅に泳ぐ金魚を眺めていると時間を忘れます。
ここは壁と天井が約5,000枚の鏡で囲まれていて、クラゲの水槽や壁面、床に映像を投影し、水槽の中をふわふわと漂うよう、クラゲと合わせてはかなく幻想的な光景を見ることができる展示です。また、人の動きに合わせて映像が変化するインタラクティブな演出が取り入れられています。投影される映像は季節によって変わり、筆者が取材で行った時は「桜とクラゲ」の演出がされていました。(「桜とクラゲ」は4月25日まで)
トンネル内を歩くと、床に投影された花びらがふわっと舞い上がるような演出。子供たちが大喜びしながら駆け回っていました。
展示はありませんが、大量のペンギンのぬいぐるみや絵本が置いてあり、ちょっと飽きちゃった小さい子たちが楽しめるスペースです。周りの階段はクッションが置かれていて、そこに座ってくつろいだりお弁当を食べたりすることもできます。
すみだ水族館では体験プログラム・フィーディングプログラム・パフォーマンスプログラムと3種類のプログラムを用意しています。
・ペンギンワッチ
高級双眼鏡で飼育員さんの話を聴きながらペンギンを観察する、大人限定・予約制人気プログラムです。予約は応募多数の場合は抽選。今回運良く参加させていただきましたので、簡単なレポートをお届けします。
スタートは19:30からとやや遅め、ペンギンさんたちはおねむの時間でみんなうつらうつらしています。1組に1台ずつ、スワロフスキーオプティックの高級双眼鏡(20万円以上します!)が貸し出されます。こちらの双眼鏡、視度調整が片目ずつできる優れもの。スワロフスキーといえば高級クリスタルで有名ですよね。そのクリスタルを磨く技術をフルに駆使して作られているのがスワロフスキーオプティックの双眼鏡なのです。この説明を聞くだけですごい。持つ手がちょっと震えます。
なぜそんな高級双眼鏡が必要かというと、この時間は館内がとても暗いため、普通の双眼鏡のように遠くのものを拡大するだけでははっきり見えないんですね。ですがスワロフスキーオプティックの双眼鏡ならくっきりはっきり、とても良く見ることができます。おかげで各ペンギンを識別するための小さな特徴もしっかり見分けることができるのです。
プログラムではペンギン全体の説明に始まり、各ペンギンの個性や習慣、エピソード、果ては恋愛事情まで詳しく丁寧に教えてくれます。何羽か特徴がわかりやすい子については見分け方も教えてもらえるので、覚えておけば次回来た時に「あの子は元気かな」と探すのにも役立ちます。飼育員さんの「推しペンギン」はピーチ(♀)。バジル(♂)とカップルになったもののまだ2羽はプラトニックな関係で、しかもバジルはちょいちょい他の女の子のところに遊びに行ってしまったりする女の敵。でもピーチはそれを黙って見守り一途に待ち続けるだけの状態だそうです。なにそれかわいそう。バジルさん、ちゃんとしてあげて!
そんな甘酸っぱい話も聞かせてもらいながらペンギンたちの寝顔を眺めていたら時間終了。あっという間の30分でした。
「水曜夜限定」「事前申し込み」「応募者多数の場合抽選」という高いハードルはあるものの、とーっても楽しいプログラムですのでチャンスがあればぜひ参加してみてください。オススメです!
ペンギンワッチの申し込みはこちらから。
ペンギンワッチ
・ワークショップ
ワークショップコーナーにて開催。4月25日までは毎日11〜16時の間クラゲストラップ作りをやっています。当日受付のみで先着200名までなので、参加したい方はお早めにどうぞ。
クラゲストラップ
上でチンアナゴのフィーディングプログラムについては書きましたが、他にペンギンでもフィーディングの様子を見ることができます。飼育員さんが1匹1匹、どの子が何をどれだけ食べたか記録を付けながら与えるところは必見です。ちなみに飼育員さんがペンギン担当になったらまず覚えないといけないのは各ペンギンの識別。クチバシの形や体の模様などの身体的特徴とタグの色で見分けるんだそうです。瞬時にわかるようにならないと記録も付けられないので大変ですが、愛情を持って接していれば自然とわかるようになるんでしょうね。
・ペンギン:13:30〜、16:30〜
・チンアナゴ:11:00〜、13:00〜、19:00〜
・飼育スタッフによる潜水給餌
飼育スタッフが東京大水槽に潜ってたくさんの魚たちにゴハンを与えていきます。
色鮮やかな魚が群れをなしてダイバーを追う様子や、大きなマダラエイがゴハンを食べるダイナミックなシーンをご覧いただけます。
生き物によってゴハンの種類や与え方を変えている点にも注目してご覧ください。
水族館の中はフォトジェニックなものがいっぱいです!この項では、中でも特におすすめの写真スポットや水族館ならではの写真の撮り方をご紹介します。
・チンアナゴ
お食事タイムには狂喜乱舞している姿も撮ることができます。
・江戸リウム
金魚は観賞魚だけあって映えます。
・万華鏡トンネル
時間とともに刻々と変わるので、とにかくたくさん撮ってみることをおすすめします。
水族館は少し特殊な環境のため、良い写真を撮るために押さえておきたいポイントがあります。ここでは注意事項も含め5つに絞ってご紹介します。
① フラッシュはオフに
水族館の中は暗いため、そのままの設定では自動でフラッシュが発光してしまいます。フラッシュを使うと水槽に反射してしまうだけでなく、魚を驚かせ時にはケガをさせてしまうことにもつながります。フラッシュNGの水槽で撮影する場合に限らず、絶対にオフにしておきましょう。
② なるべくガラスに近づける
水槽の中だけを撮る場合は、ガラスへの映り込みを避けるため、レンズをできるだけガラスに近づけて撮ります。
③ 人も写す場合はシルエットを生かす
暗い場所では顔を写すことは諦めて、あえてシルエットだけにすることで水族館の神秘的な雰囲気を切り取ることができます。
④ シャッタースピード優先モードにする
館内で撮る場合は可能であればシャッタースピードを1/200秒くらいに設定しておきましょう。これ以上遅い場合、暗い場所で撮ると被写体ブレが起きて何だかわからない写真になってしまいます。
⑤ 他の人の迷惑にならないように
良い写真が撮りたくて、つい1つの水槽の前に長居したくなる気持ちはわかりますが、他のお客さんだって見たいし撮りたいもの。数枚撮ったら名残惜しくても動くようにしましょう。どうしてもゆっくり撮りたい場合は朝一番や閉館間際が比較的空いていて狙い目です。三脚や一脚の使用も、よほど空いているときではない限りは控えましょう。そもそもダイオウグソクムシのように全く動かない生き物を撮る場合以外は役に立ちません。
館内にある軽食コーナーで、アルコールも販売しています。おすすめはペンギンの形をした氷が浮いているペンギンフロートや、光るわたあめのペンギンコットンキャンディー、小笠原の塩を原料にした小笠原の塩バニラソフトクリーム。お気に入りの水槽を眺めながらのんびりお召し上がりください。
筆者がペンギンフロートを飲んでみたところ、ペンギンの氷や青のグラデーションがきれいで見栄えがしますし、お味の方も爽やかなソーダ味で美味しかったです。さすがおすすめの一品。
ショップはチケットを購入しなくても入ることができます。広報さんおすすめアイテムは、海のいきものをモチーフにした水族館和スイーツと、飼育スタッフ監修のオリジナルマゼランペンギンぬいぐるみ。
他にも謎の刀やチンアナゴグッズなど眺めるだけでも楽しいアイテムがいっぱいです。
最近は水族館や博物館にも必ず置かれているガチャガチャ、もちろんすみだ水族館もご多分に漏れることなく設置されています。しかもバラエティ豊か。集め始めると全部欲しくなるんですよね……。
・東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー」駅 すぐ
・東武スカイツリーライン・東京メトロ半蔵門線・京成押上線・都営地下鉄浅草線「押上(スカイツリー前)」駅 直通徒歩5分
・雨の日のアクセス方法
駅からエレベーターを駆使して雨に濡れずにアクセスすることが可能です。
押上駅からの場合、東京スカイツリータウンの3F(※)へ上がり、ずーっと奥へ進んでフードコートの脇を抜けてエレベーターで4Fに上がり、さらにそこから水族館横のエレベーターで5Fへ上がります。少し距離があるのでご注意を。
※2F経由でも行けますが3Fの方が通路が広いのでおすすめです。ただしトミカショップなど子供にとって魅力的なお店の横を通るので、小さいお子さま連れの方はそこで少し時間を取られるかもしれません。
すみだ水族館に提携駐車場はなく、周辺地域の混雑の原因にもなるためおすすめしません。できるだけ公共交通機関の利用をおすすめします。
どうしても車で、という場合はスカイツリータウンの駐車場が利用できます。詳細は下記リンクをご覧ください。
東京スカイツリータウンアクセス
水族館公式の本が刊行されているのでご紹介します。どれも面白いですよ。
・マンガ『水族館で働くことになりました』水族館の飼育員さんが普段どんなことをしているのかの裏側(そしてどんな苦労をしているのか)を知ることができると同時に、すみだ水族館のことも知ることができるマンガ。マンガなので簡単に読めるし、新しい発見もあります。
各話の最後に出ている『すみだ水族館の生きもの図鑑』にピックアップされている生き物の豆知識も読むと楽しく、水族館で会えるのが楽しみになります(ピックアップされている生き物が必ず展示されているとは限らないので、いなくてもがっかりしないでくださいね)。
・『すみだ水族館公認ガイドブック 飼育員だけが知っているペンギンたちの秘密の生活』『水族館で働くことになりました』が水族館の生き物全体について描かれているの対し、こちらはペンギンのことがこれでもかと詳しく描かれています。飼育されているペンギンたちの紹介もされているので、この本を片手にどこにいるのか探すのも楽しそうです。自分では見つけられそうになかったらスタッフに聞いてみましょう。
・『すみだ水族館公認フォトストーリー 恋するペンギン』ペンギンたちをずっと見守っている飼育員さんたちだからこそわかるペンギンたちの恋愛事情。ラブラブカップルがいるかと思えば片思いあり、ドロドロの三角関係ありとトレンディードラマのような恋愛事情が公開されています。
東京ソラマチは、お買い物はもちろん他にも楽しむ施設がたくさん。その中から押さえておきたい施設をいくつかピックアップしてご紹介します。
・東京スカイツリー
言わずと知れた、日本一高い建物です。下から見上げても迫力がありますが、せっかくですので登っておきましょう。前売り券を買っておくと並ばなくて済む上に料金もお得です。
東京スカイツリーは前売りがお得
なお、当日券を買う場合も列が長くてもカウンターの数が多いので進みは意外に速いです。筆者もせっかくなので登ってきましたが、夜景がめちゃくちゃきれい!!「夜景がきれいなスポット」は多くの場合きれいな方角が限られているのですが、そこはさすが大都会東京。どの方角を見ても素晴らしい眺めです。天気が良い日は絶対におすすめです。
・コニカミノルタプラネタリウム”天空”
天気が悪くてスカイツリーに登るのはなんだなあ、という場合はプラネタリウムで満点の星空を眺めましょう。上演プログラムにはアーティストとのコラボもありますので、お好きなアーティストが見つかるかチェックしてみてください。2019年4月現在は東方神起、サカナクションとのコラボが上演中です。
・ボールプール温泉「こどもの湯」
史上最大級、88,000個のボールを使用したボールプールです。子供が楽しいだけでなく大人もゆったりくつろげる空間ですので、子供さんはエネルギー発散がてら、大人は休憩がてら寄ってみてはいかがでしょうか。
正直に言えば、すみだ水族館は「ガチの生き物好き」が生き物を満喫できる水族館ではないかもしれません。学術的な展示も少ないですし、展示している生き物の数も水槽の数も決して多くはありません(それでも260種・7,000点の生き物たちが展示されています)。ただ、都会の喧騒から離れてのんびりと魚やペンギンを眺めるための工夫はこれでもかというくらいされています。
一般的な水族館のような順路も設定されておらず、順番に見ていくのではなく館内を回遊しながら好きな水槽をゆっくり見られるように通路を広く取り、至る所にベンチや椅子が設けられています。これだけじっくり滞在できるように造られた水族館はあまりないのではないでしょうか。少なくとも筆者が今まで訪れたどの水族館よりも居心地の良い空間です。
また、スタッフの数が多いのも特徴です。他の水族館でよく見られるような、生き物の名前のプレートが出されていない水槽が多いのですが、これもそれをきっかけにスタッフとコミュニケーションを取ってほしいからとのこと。「あの魚の名前はなんて言うんですか?」とか「どんな魚なんですか?」など、声をかけてどんどん質問してみましょう。喜んで教えてくれますよ。
とても子連れフレンドリーですし、21時まで開いていて夜のムーディーな雰囲気は大人もくつろげる空間に仕上げられていて、ちょっと毛色は異なるものの老若男女が楽しめる水族館と言えるでしょう。周辺施設も充実しているので、家族でカップルで、あるいはおひとり様で、1度は訪れてみてください。癒やされますよ。